雅楽は、平安時代に集大成され た日本の古典音楽。と言っても、 純粋な日本生まれではない。楽曲 の大半は、アジア各地で生まれた もの。 いまからおよそ1400年前、飛鳥 時代のころから、日本には仏教や 大陸の文化とともに、中国、イン ド、ベトナム、朝鮮半島などの音 楽が次々と輸入された。
 これらの音楽はもっぱら、仏教 の儀式や宮中の行事などに用いられ、時を重ねるに従って、徐々に 日本風にアレンジされていった。
 この、もと外来音楽(唐楽〈とうがく〉・高麗楽こまがく〉)、 日本古来の音楽(国風歌舞〈くにぶりのうたまい〉)、そして平安 時代に日本でできた歌(謡物〈う たいもの〉)の3つをひっくるめたものを「雅楽」と呼ぶようにな った。