★天理高校雅楽班で箏の爪作り講習ほか
 鈴木会員らが指導(2001.12.15〜16)

 天理高校雅楽班は12月15、16日の両日、強化練習を行い、その指導に本会の鈴木正次、山路道成、山口恒吉会員らが当たりました。
 今回の強化練習で特筆されるのは、箏の爪作り講習の開催。鈴木会員の指導のもと、1、2年生11人が参加しました。
 まず初めに、和紙などで自分の指の太さにあわせてそれぞれ指ぬきを作成。続いて、絃に当たる部分を竹を削って作り、この二つを組み合わせるまでの作業を行いました。この間およそ一日半。仕上げにまでは至りませんでしたが、生徒らは自作した自分専用の爪を手に目を輝かせていたとのことです。

 ★第3回 篳篥リード作製講習会
 天理教音楽研究会雅楽部(2001.12.1〜2)

 天理教音楽研究会雅楽部による「第3回 篳篥リード作製講習会」が12月1、2の両日、天理市三島町の同部部室で行われました。講師は吉本喜作同部部員。受講者は11人。なかには前回(6月)に続けて受講した人も。
 講習の内容は、材料の取り方から、下準備、ひしぎ、責め作り、リードの調節まで、リード作りに必要な全工程。参加者は吉本講師の懇切丁寧な指導のもと、オリジナルのリード作りに励んでいました。(by joh)

 ★第27回 雅楽一手一つ
 宮内庁3楽師を招いて(2001.11.25)

   天理教音楽研究会雅楽部主催「第27回 雅楽一手一つ」が11月25日、天理市民会館で開かれました。
 今回は初の試みとして、上明彦、豊英秋、大窪永夫の宮内庁楽師3氏を招いての開催。全プログラム終演後、上明彦氏から参加者に総評が述べられました。
 当日のプログラムと出演団体は以下のとおり。(by joh)
▼管絃「平調 越殿楽」/天理教櫟本分教会雅楽部
▼舞楽「万歳楽」/天理高校第T部雅楽班・同U部雅楽部合同
▼舞楽「納曽利」/天理教愛橋町布教所雅楽部
▼舞楽「迦陵頻」/天理教甲賀大教会雅楽部
▼舞楽「貴徳」/平八会
▼舞楽「還城楽」(右方)/天理教校附属高校雅楽部・同親里高校雅楽部合同

 ★雅楽指導者育成講習会が開催
 天理教音楽研究会雅楽部(2001.11.24〜25)

 去る11月24、25の両日、「第1回 雅楽指導者育成講習会」(天理教音楽研究会雅楽部主催)が、奈良県天理市の東愛大教会信者詰所を会場に行われました。
 この講習会は、天理教の各大教会雅楽部の中心となる人材の技術向上を目的としたもの。上明彦、豊英秋、大窪永夫の宮内庁楽師3氏を講師に、平調・壱越調の曲を2日間にわたって熱心に練習しました。
 およそ20人の受講者のほとんどは、宮内庁楽師の指導を受けるのは初体験。本物の音に触れ、いきいきと練習に励んでいました。(by joh)

 ★天理大学雅楽部が「天理公演」開催
 源氏物語テーマに (2001.10.25,26)

 天理大学雅楽部は10月25、26日の両日、天理市民会館を会場に第33回「天理公演」を開催しました。今回のテーマは、「紅葉賀、若葉の巻――源氏物語より」。プログラムは伎楽(ぎがく)「行道(ぎょうどう)」、管絃・太食調「仙遊霞(せんゆうか)」、謡物・催馬楽「青柳(あおやぎ)」、舞楽・高麗壱越調「長保楽(ちょうほうらく)」、盤渉調「青海波(せいがいは)」。
 演奏会の案内役に紫式部を登場させるなど趣向の凝らされた演出と、部員たちが演じる舞と調べは、源氏物語の世界を十分に楽しませてくれました。
 同じ演目で2月には「大阪公演」「東京公演」が行われます。ぜひ、ご覧ください。(by joh、11/1記)

 ★天理教本部第二食堂で「雅楽お供え演奏会」
 日ごろの研鑚の成果 を奉楽 (2001.10.26)

 この演奏会は、天理教の雅楽愛好者が日ごろの研鑚の成果を一堂に会して、神に供える恒例行事。毎年、天理教の秋季大祭が行われる10月26日に行われます。
 この日も、会場の本部第二食堂にはおよそ300人が来場。今年のテーマ曲である黄鐘調「越殿楽」「海青楽」「西王楽破」を管絃で、「喜春楽」を舞楽で演奏しました。おやさと雅楽会のメンバーも演奏に参加しました。(by joh、11/1記)

 ★天理大学雅楽部が「伝統文化ポーラ地域賞」受賞
 雅楽では3度目 (2001.10.17)

 財団法人ポーラ伝統文化振興財団が行う「伝統文化ポーラ賞」の贈呈式が10月17日、東京で開かれ、天理大学雅楽部(岡庭健部長)に「伝統文化ポーラ地域賞」が贈られた。
 今年で21回目を数えるこの表彰では毎年、伝統工芸や民俗芸能などの第一線で活躍する人や団体が選定されている。今回も重要無形文化財や各地の芸術祭で複数の受賞歴を持つそうそうたる面 々を表彰。その中で同部は、大学のクラプとして唯一、名を連ねた。
 当初の賞侯補は総数352件。元宮内庁楽師で龍笛奏者の芝祐靖氏の推薦を受けた同部は、厳正な審査を経て12の受賞枠に入った。同賞で雅楽が表彰されるのは3度目。都内のホテルで開催された贈呈式には、文化庁長官をはじめ日本を代表する芸術家ら多数の来賓が出席。賞贈呈では、財団の石山博理事長から雅楽部の岡庭部長に賞状と賞金50万円などが授与された。
 この後、受賞者がそれぞれ筝曲や日本舞踊、義太夫節を披露。雅楽部は4人の勇壮な武人が舞う『太平楽(たいへいらく)』を演じ、会場を沸かせた。
 今年、創部50周年を迎えた雅楽部。これまで、天理・大阪・東京での定期公演を中心に活動し、海外演奏旅行も計14回実施。幻の天平芸能といわれた「伎楽(ぎがく)」の復元にも取り組み、現在は年間30前後の依頼演奏をこなしている。
 しかしながら、賞には縁がなかった。海外公演の際、訪問先の関係者からまず聞かれるのが受賞暦。その都度、活動の概要を説明したが、最初はなかなか理解してもらえなかった。それだけに今回の受賞は特別 な意味を持つ。
 クラプ顧間の佐藤浩司天理大学教授は、「もらって当然の団体は他にたくさんある。その中で賞を頂けたのにはいくつか埋由がある」と言う。「一つは雅楽という優れた伝統芸術を歴代部員たちがこつこつと積み上げてきた努力。もう一つは、祭儀式に雅楽を取り入れている本教の素晴らしい環境があったからこそ。今回の賞は、お道の雅楽全体に与えられたものだと思っている」(『天理時報』10月28日号から)

 ★おやさと雅楽会が天理中学校音楽祭で演奏
 舞楽「蘭陵王」など披露(2001.10.12)

 おやさと雅楽会は10月12日、天理市民会館で行われた、天理中学校音楽祭に出演しました。この音楽祭は毎年、午前中に音楽鑑賞会、午後に各クラス対抗の合唱コンクールを行うもので、おやさと雅楽会の演奏は鑑賞会のトップを飾りました。演奏曲目は、管絃「越殿楽」「陪臚」、舞楽「蘭陵王」。このほか楽器紹介も行い、中学生らに生の雅楽を披露しました。(by joh、11/1記)

 ★天理大学雅楽部講習会が開催
 宮内庁三楽師に師事 (2001.9.15)

 天理大学雅楽部は9月15、16日、宮内庁楽師の上明彦氏、豊英秋氏、大窪永夫氏を招いて、天理教東愛大教会信者詰所で講習会を開きました。)
 講習曲目は大食調「仙遊霞」、催馬楽「伊勢海」、舞楽「林歌」「青海波」「喜春楽」「還城楽」。「1人で見ていただける時間があったので、とてもよかった」と三回生の清水君。(by joh、10/4記)

 ★親里高校雅楽部が第11回定期演奏会
 手作りの装束披露!(2001.9.16)

 天理教校親里高校雅楽部(泉裕一顧問)は9月16日、第11回定期演奏会を天理市民会館で行いました。以下、当日の模様を、『天理時報』紙から転載します。なお、当日の開催記事は、『読売新聞』奈良版、『朝日新聞』「こまどり」欄などにも掲載されました。

「幕開けは、落ち葉やススキで秋を演出した舞台で管絃平調「鶏徳」を演奏。続いて、催馬楽「美濃山」。
 ステージ前半の最後には、新曲の管絃双調「海渡」が披露されました。大洋に向かって漕ぎ出す、希望にあふれた航海をイメージした曲で、OBとの合作。軽快な調子で始まり、篳篥に二つの旋律をつける表現を用いて、躍動感を感じさせた。
 後半は舞楽「還城楽」と「北庭楽」。今年、手作りした衣装は、フィナーレの「北庭楽」で披露された。
 平成九年に始まった衣装の手作り。これまで3曲の装束、計6領を作り上げており、今年は「平舞装束」一式の4領を4月から製作開始。家庭科の教諭にアドバイスを受け、写 真と寸法を頼りに布を裁断し縫製。本来なら刺しゅうにする部分の一部は、シルクスクリーン印刷などを使って工夫した。製作時間は毎日、練習後の約30分という短時間のため、生徒たちは昼休みにも針を持ち取り組んできた。
 努力の結晶ともいえる装束に身を包んだ4人の舞人は、その華やかな衣装をステージいっぱいに広げ、ゆったりとした優美な舞を披露した。
 演奏後、野田毅部長(3年)は「部員一人ひとりの手によって完成した装束演奏会で披露できて感無量 。きょうまでたいへんだったが、自分たちで作ることで部員の気持ちが一つになった」と涙を浮かべて話した」(『天理時報』9月23日号から)

 ★定演間近の親里高校を読売新聞社らが取材
 NHK早朝のニュースにも登場 (2001.9.5)

 去る8月末、定期演奏会を間近に控えた親里高校を読売新聞奈良支局の記者が取材。同月29日付奈良版に「平安期の雅楽衣装手作り――天理の親里高校部員」と題した記事が写 真入りで掲載された。以下、同紙から転載。

「古代から宮廷や社寺の祭事などで演奏された雅楽に取り組む、天理市の親里高校雅楽部の部員らが、平安朝の衣装の制作を手がけている。購入すれば1着500万円はかかる伝統の技の〈粋〉を見よう見まね、工夫を重ね、20万円の費用で制作。9月16日の定期演奏会に間に合わそうと懸命に作業しており、演奏や舞と併せ、歴史の重みを学んでいる。
 雅楽部は1989年の開校と同時に設立。定期演奏会に使う衣装は天理大や天理教から借りていたが、97年から一部を独自に制作しはじめた。昨年までに、装束6着や甲などをそろえた。
 今年は部員42人全員が4月から、「平舞装束」の一式4人分を新たに制作中。袍と呼ばれるオレンジ色の衣装を一番上に、計3枚を重ね着し、頭には鳥甲を付ける。随所に刺しゅうがちりばめられた、きらびやかな装束だ。
 実物の衣装や写真から型紙を取り裁断し、ミシンでの縫製などを、練習終了後や合宿中に、30分―1時間半ずつ割いて制作している。華麗な刺しゅうや模様は自分たちも縫うが、中には代用のシルクスクリーンやラッカースプレ−で描くなど、経費や労力を切りつめる工夫も凝らす。完成した衣装は定期演奏会のフィナーレの曲目「北庭楽」で披露。3年の野田毅部長(18)は「同じ色に何種類もの微妙に違う糸を使うなど、培われた技術はすごい。大変な作業だが、自分たちで作った衣装で舞うことで、練習にも力が入る」と話す。
 演奏会は同市民会館で午後2時開演、入場は無料。問い合わせは、親里高校(0743・63・1511、内線5964)」

 なお、同部はNHK奈良の取材も受け、その模様は早朝の近畿地方のニュースで放映された。(by joh、9/5記)

 ★天理教校専修科雅楽班が老人ホームで慰問演奏
 入所者・職員ら80人が雅楽を堪能(2001.7.11)

 天理教教義を学ぶ「天理教校」(天理市布留町、寺田好和校長)の「専修科」雅楽班の学生らが7月11日、奈良県宇陀郡大宇陀町拾生の特別 養護老人ホーム「ラガール」(社会福祉法人大宇陀寮)で、雅楽の慰問演奏を行いました。会場には入所者、職員、ボランティアら約80人が集まりました。
 今回の演奏会は、同町にある天理教宇陀分教会で2年ほど前から1週間の夏期合宿を行っていることから、今年は何か地域のお役に立とうと合宿最終日に同施設への慰問を計画。学生25人と職員7人がこの日を目標に練習を積み重ね、その成果 を披露しました。
 演奏会ではまず、4月から雅楽を習い始めた1年生が「平調越殿楽」を演奏。続いて、上級生らが「荒城の月」「さくらさくら」「黒田節」などをメドレーで演奏。最後に女子班員が仮面 をつけて舞楽「蘭陵王」を優雅に舞いました。
 演奏の合間に集まったお年寄りから掛け声が飛ぶなど、会場は終始なごやかな雰囲気に包まれました。
 同雅楽班はこのほかにも、年に数度、慰問演奏を行っています。(by joh、7/19記)

 ★天理大雅楽部「伝統文化ポーラ賞」受賞決定
 雅楽の分野では3番目

 天理大学雅楽部はこのたび、財団法人ポーラ伝統文化振興財団から「伝統文化ポーラ地域賞」を贈られました。
 この財団は、日本の無形伝統文化財を守り、世代を超えて伝えていくことを目的に、昭和54年に設立。同56年から活動の一環として、伝統文化の各分野で優れた業績を残した個人や団体を表彰する奨励事業を行っています。
 以来、伝統工芸や民俗芸能などの第一線で活躍する人たちが選定されており、毎年10前後の個人や団体が表彰を受けています。
 雅楽の分野ではこれまで、元宮内庁楽師の龍笛奏者、芝祐靖(しば・すけやす)氏ら2人が選ばれており、天理大学雅楽学部は雅楽として3番目の受賞になります。
 今回、芝氏からの推薦を受けて受賞候補となり、厳正な審査を経て300を超える個人・団体の中から受賞枠の12団体に入りました。
 その中で「ポーラ地域賞」は、全国を6ブロックに分け、それぞれ1件を選ぶもの。雅楽部は「近畿」ブロックの代表に選ばれました。
 贈呈式は10月に東京で行われる予定で、賞状と賞金50万円が贈られるとのことです。(by joh、7/13記)

 ★篳篥リード作製講習会
 天理教音楽研究会雅楽部が開催(2001.6.9,10)

 去る6月9、10日の両日、天理教音楽研究会雅楽部による「篳篥リード作製講習会」が天理市三島町の同部部室を会場に行われました。
講習の内容は、材料の取り方から、下準備、ひしぎ、責め作り、リードの調節まで、リード作りに必要な全工程。7人の受講者は講師の懇切丁寧な指導のもと、失敗を繰り返しながらも、自分のオリジナルのリード作りに真剣に取り組んでいました。(by joh、詳しくは 雅楽片々もご覧ください)。

 ★熱気あふれた「高校雅楽」!
 天理管内高校の合同演奏会(2001.6.10)

  梅雨の中休みの6月10日、天理高校一部、同二部、天理教校附属高校、同親里高校の雅楽部が、天理教教会本部第二食堂において「第18回管内高等学校雅楽部合同演奏会」を開催、それぞれ管絃と舞楽を一曲ずつ用意して、日ごろの稽古の成果 を存分に発揮しました。
 今年は「盤渉調・黄鐘調の越殿楽」、「管絃と舞楽の青海波」という曲調の違いを楽しめる、めずらしい演奏会となりました。また、演奏会最後のプログラムでは「太食調:長慶子」を各校の最終学年の生徒が合同演奏し、「雅楽」のすばらしさを感じさせてくれました。
 この演奏会は、舞台設営からポスター・チラシの作成などの細部にわたるまで、生徒たちの手作り。舞台には大太鼓・大鉦鼓も設置され、演奏だけでなく視覚的にも観客を大いに湧かせました。また、演奏を終えた高校生は舞台撤収を全員で行い、さわやかなあいさつをもって今年の合同演奏会の幕を閉じました。 (by Suda 6/14記)

 ★天理管内、四校合同演奏会迫る
 高校生の若さあふれる「雅楽」!

 来る6月10日(日)、天理教教会本部:第二食堂において、天理高校第一部、同第二部、天理教校附属高校、天理教校親里高校の雅楽部が一堂に会して「第18回管内高等学校雅楽合同演奏会」を開催します。
 演奏曲目はそれぞれ管絃・舞楽を一曲づつに加え、各校の最終学年の生徒による「太食調:長慶子」となっています。
 年に一度の合同演奏会ということで、全雅楽部部員一同、お互いに意識し、また「雅楽」という音楽を通 して心を一つにしようと、日ごろの成果を披露すべく日夜、稽古に励んでおります。
 高校生の若さあふれる「雅楽」を是非ご覧ください。(曲目等は天理の演奏会をご覧ください・by Suda 6/6記)

 ★天理教音楽研究会雅楽部が定期演奏会
 舞楽「還城楽」など熱演(2001.5.25)

 5月25日、天理教音楽研究会雅楽部(春野宗則理事)が、天理市民会館で「第23回定期演奏会」を開催。おやさと雅楽会員も多数参加いたしました。
 演奏会は、まず同会主催の週例雅楽勉強会(毎週土曜日)の受講生と、天理教校附属高校生による管絃・黄鐘調「越殿楽(えてんらく)」で幕を開けました。 続いて雅楽部員による管絃「海青楽(かいせいらく)」と朗詠「松根(しょうこん)」。このあと休憩を挟んで、舞楽・黄鐘調「桃李花(とうりか)」と太食調「還城楽(げんじょうらく)」(右方)が演じられました。
 観客は部員たちの熱演に、さかんな拍手を送っていました。(5/26記)